同柄コーディネーションは”間違い!”
◇この文章の内容は、mixiの私の日記に掲載したものと同文です。
 

この頃の間違いファッションに、いよいよ我慢出来なくなりました。
ストラプ x ストライプ、とか、チェック x チェック等の同柄コーディネーションの横行にです。

本来トラディショナルな洋装のセオリーでは同じ柄のコーディネーションはタブーでした。
唯一、大きなストライプと細かい無地的なストライプの組み合わせまではゆるされていました。
それが何故、いつ頃からこれがタブーでは無くなったのか?
それは、ケネディ大統領がそのスタイルで公の場に出てからの事です。
あの偉大なケネディはファッション音痴でした。
出自は良家ながらアイリッシュと言う事も関係しましたか?
理屈で物を考えるタイプだったのか?
案外ガリ勉でバンカラだったと言う事も推測されます。
日本人はコーディネートと言うとコントラスト効果よりも同系色や同じ柄同士の組み合わせを選ぶ傾向があります。
それは楽だからと言う事にも一因がありますが、日本人の几帳面な性格と呼応してそのビジュアルが理屈に響く感覚なのかも知れません。
でも間違いなのです
もう今の世の中でファッション化してると言いながら、やはり”間違い”なのです。
和装でのセオリーでもそうじゃ無いでしょうか?

ニュースキャスターのコーディネーションにこの頃とみに多くなっているような?
世界中のキャスターのネクタイの選びをみて下さい、日本人キャスターのその突出した頻度に恥ずかしさを覚えました。
たまにストライプのスーツに小紋柄やベイズリーのタイなどを配しているのをみると心が落着きます。皆さんも観察してみてください。

僕のようなファッションに携わる立場の人間の”怠慢の結果”です。
プロとして、意を決して警鐘をならしました。

オバマ大統領の就任式以来、ピンドット(水玉)の大小のネクタイも増えてきました。が、 みんな赤ベースと言う事は?単なる真似なんですね。w

*ちなみにこの学者先生のしめているネクタイの柄名は”First Stripe ”といって、フレッシュマンや初めての会合へ参加する時に『よろしく』の意を込めてしめるタイです。